ガウディ かたちの探求

2003年10月4日〜12月14日 東京都現代美術館
2次曲面の建築

 

 実のところガウディについては有名な建築家で曲線をたくさん使った建築物を設計していたことぐらいしか知らなかった。
今回のこの美術展に行ったのも、単に招待券が手に入ったからと言うのが最大の理由だったりする(^^;
内容について分かっていれば、もっとメモを取ったりする準備もしたのだが、会場に入ってみてはじめて分かったことなので、筆記用具をもっていなかったばかりにメモも取ってないので、内容も記憶に頼って書くことになってしまったので、かなりおおざっぱにしかかけない。
時間があればもう一度見に行きたい。そうできればこのページも更新できるはず。
内容的には不備もあるし、写真も図もない(美術展なので写真は撮れないのだが・・・何か方法はあるはず)のも気に入らないが、とりあえず「ガウディ展」が開催されているうちに紹介しておこう。

 

入ってすぐの左手にはサグラダ・ファミリア贖罪聖堂の付属学校の壁面を模して何本ものパイプで形作られたモニュメントがあった。おそらくこのカーブは正弦曲線だろう。

 一階の「第1部のガウディとその時代」については建築関係の人にとってはおもしろかったのかも知れないが、写真と家具やタイルなどが展示してある程度で、あまりおもしろくはなかった。
エスカレーターを降りて地下へ行くとまず最初にガウディの言葉を紹介しながら、いろいろな建築の紹介のような映像。この奥にあったコンピュータグラフィックスなどの展示がとても数学的だった。

このガウディの言葉の中に「私は総合者を意味する幾何学者である」という一言があった。今までは単に「曲線を使って」いるだけだと思っていたのだが、そこには数学的な曲線が入っていることを知ってとても驚いた。

コンピュータグラフィックスを利用した構造の分析では予想以上に数学的なものがたくさんでてきた。
ちゃんと覚えてくればよかったのだが、見たものはある程度覚えていても、うまく説明できない。困ったものだ。

凸面ヴォールト
この「ヴォールト」と言う言葉はなんのことだか分かっていないがどうやら天井を形作っている放物線のようなアーチのことらしい。双曲放物面を使ってあるらしい。
双曲放物線面の相貫
直線によって形成される。直線が底面に垂直であれば円柱になるが、平行でない場合には双曲放物面になる
錐状面
サグラダ・ファミリア聖堂の学校の屋根や壁は正弦曲線を利用した錐状面で構成されている
カテナリーアーチ
いかなるアーチよりも釣り合いのとれたアーチ。懸垂線におもりを下げてできるフニクラ(示力索)の実物模型があった。よく分かってないのだが、どうやらこれの上下を逆にして、建物に掛かる力の分散を考えたようだ。
二十回転の円柱
十角形、八角形,六角形平面の二重回転(それぞれ逆の向きにねじったものを重ね合わせてある)
双曲線面ヴォールト
天井にサグラダ・ファミリア聖堂の天井の模型があり、それを床に平面上に写し取ってある。いくつもの直線を組み合わせて作られた双曲面がそこここに見られる
幾何学形の双晶
多面体や球を重ね合わせたもの

更に最後にはガウディの建築物の一つ一つが15台のモニターで紹介されていた。後になって気がついたのだが、それぞれの映像の中にはそれまでにでてきたもの、凸面ヴォールトとか、カテナリーアーチだとかが含まれていたのだ。もっとちゃんと見ればよかった。

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