放物線とx軸の交点

コンピュータ教室で

2002年6月に高1の生徒を対象に行った授業から

コンピュータを使っての授業は生徒に見せるだけならいざ知らず、生徒に実習させるとなると時間もかかり、進度を急がなくてはならない関係上なかなかやってみることができなかった。

 が、今回はちょうど中間試験も終わり、期末試験まではまだ時間があるということで、「チャンス」とばかりに情報の先生にも手伝ってもらって授業をやってみることにした。

使ったソフトは大阪教育大学附属高等学校池田校舎の友田先生が作られたフリーソフト「Grapes」。このソフトは高校の数学で使うような関数はすべてはいっているし、実際の授業でもこのソフトを使って作ったプリントを配布することは今までもよくあったのだが、今回は実際に生徒に演習してもらえればと・・・

まず最初に前回の授業の復習として判別式をもちいて二次関数のグラフとx軸との共有点の個数を計算で求める。その後、そのグラフを画面で確認。

最初のうちしばらくは生徒たちはモニターを見て観察させるだけにとどめた

y=x^2-3kx+18のグラフ確認が終わったところで新しい問題「y=x^2-3kx+18のグラフがx軸に接するときのkの値を求めよ。」

実際にどうなるのかを計算する前に左のグラフをグラフを動かしてみることにする。このとき、生徒たちにはkのあたいとx軸との共有点の個数に注意させて、kがいくつのときに接するのかを実際に確認させた。アニメーションはこちら。

次に頂点を書いて残像を残してグラフを変化させた。

    

このグラフの変化については生徒たちは驚いたようだった・・・といってもこっちは動かすのに必死で、生徒の反応を見るような余裕はなかったのだが・・・

ここではあえて不動点のことや頂点の軌跡に関してはふれなかった。不思議だと感じてもいいし、何も感じなくてもいいのではないかとも思ったし、いずれ習うときに「あのとき見たやつだ」と思いだしてくれればその方がずっと効果的な気がする。

最初に配ったプリントに、このときに気がついたことを書かせ、さらに判別式を使ってk=4のときに判別式が0になることを確かめさせる。

一応次に習う二次不等式との関連で、「共有点が2個になるkの範囲」や「共有点がないkの範囲」なども問いかけると答えはするけれど、あまり印象には残らない様子。

次に共有点の個数で場合分けをする問題。こちらは定数項にのみkが入っているから、グラフとしてはつまらないグラフ。

こちらからは問いかけはしないもののできることなら、どうして最初のグラフ(の軌跡)に比べてこっちのグラフ(の軌跡)は単純なのか考えて欲しいとも思ったのだが、ありがたいことに後で実際に演習をした際に気がついた生徒もいたようだった。

本来はこの後ホワイトボードみたいなソフトボードを使って解説をしようと思ったのだが、時計を見たら後12,3分しか残っていない。

というわけで、ここでなければできないことを優先させて、生徒たちにソフトの使い方を教えて勝手にやらせることにする。

生徒には二つの関数、授業で扱ったy=x^2-3kx+18と一般形y=ax^2+bx+cをデータとして与えて、さっきと同じことから最初は全員でやってみることにした。

その後、「自分で好きなようにいろいろと動かしてみてください。頂点がどう動くかなんて言うのもおもしろいよ」・・・y=ax^2+bx+cの方は頂点の座標は入力してないので、知りたいときには自分で計算しなくてはならない・・・はずだ。


時間に余裕があれば、自分で書いたグラフをプリントアウトすることも考えたのだが、実際にはほとんど時間の余裕がなく、綺麗なグラフを書いた生徒もいたのに、保存することができなかったのが残念だった。

どちらかというと生徒にグラフを書かせたかったのだが・・・

前で授業をやっていると生徒の顔は全く見えないのだが、後から写真を見るとみんな真剣に画面を見ているようだった。

一応心づもりとしては「最大値の最小値」や「不動点」「頂点の軌跡」まで何となく意識に残したいと思っているのだが、どうだろうか?

 

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生徒たちの感想から

例17「2次関数y=2x^2-3kx+18のグラフがx軸に接するように,定数kの値を定めよ.」 という問題について、気がついたこと(パソコンを使ってでも計算して気がついたことでもよい)

例18 「放物線y=-x^2+2x+kとx軸との共有点の個数を調べよ.ただし,kは定数とする.」について気がついたこと、あるいは例17との違いについて気がついたこと

コンピュータを使った授業に対しての感想(よかったこと、よくなかったこと、悪かったこと、要望など・・・)

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