スポーツクラスの数学

三角比(1) 導入

Cosの学校にはスポーツクラスがあって、スポーツの能力を買われて入学してきた生徒達が集められている。当然のように勉強は得意ではない。分数の計算が出来ない生徒が数人、中にはくりさがりのある引き算で悪戦苦闘する生徒も・・・(^^

 しかも、スポーツがメインということで、宿題を出したり放課後残したりする事は出来ない。という他のクラスとは全く違った生徒達のクラスで数学を教えることになった。

 ひとつだけいいことがあるとすれば、学年で一クラスしかないので、自分の好きなように教えることが出来ることかな。

 というわけで、のんびりゆっくり数学の授業をすることが出来る。

 一学期には二次関数、二学期には三角比をやることにする。

 

教科書には図形の相似を利用して から導入することになっているけれど、どう考えても図形の相似など理解している生徒の方が少なそうなので、分度器を使って導入をすることにした。

 まず最初に坂道の図を配布。(当然のように笑われた ‖^O^‖

実際に長さを測って、Cosが 進んだら、地図上では何 進んだか、また、高さはどれくらい上がったかを計算させた。(実際の図は斜辺が になるように作図してある。)定規を持っていない生徒も多いので、方眼紙を印刷したものを渡し、折って定規代わりに使わせる。定規のはかり方の誤差もあるので、全員に尋ねておおよその平均を正解とする。(少しぐらい違っていてもかまわないことにした)

 さらにこの図を使って、Cosの進む距離が などの時にどうなるのかを計算させ、割合が同じであることを強調した。

 ここで三角比を導入

        

として定義。とりあえず、最初のこの段階では記号を使わないことにする。

 その後、分度器に方眼の入った図を配布。(三省堂「のびのび数学」よりコピーしたものスキャナーでとったらこんなに黒くなってしまった(^^ゞ)

この分度器の図を使って、10度から80度までの10度ごとのの を求めさせた。(ここまでで1時間)

 (続く)

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